「じゃあ マスター、おあいそ」
リュウイチが会計をすませ、帰路につく。
さっきまでの楽しい気持ちから、すこし心が重くなっていく。
やっぱり、今日こそリュウイチに聞かなくては。
彼の見えない部分まで知っておかないと、またついていけなくなる・・・
部屋に着き、リビングに入ったところで背中に呼びかけた
「ねえ、リュウイチ」
「ん?」
振り向いたリュウイチと目が合う。
次の言葉が出ない私に彼が近づく。
次の週間、自然と唇が合わさってしまう・・・
あたたかな舌の感触で聞きたいことが逃げていく・・
彼の手が背中からブラウスの中に滑り込んでくる。
背骨に沿って上下した指先が前にまわる。
体の中心が熱くなってくる・・・
伝えたかった言葉は完全に消えていった。
彼の手は滑らかに下り、一番熱い部分にそっと触れる。
「あっ・・・」
声が漏れた。